地方会委員会

JSS九州第22回地方会学術集会のお知らせ

主催:JSS 九州地方会・一般社団法人日本超音波検査学会
実行委員長:森内 拓治(長崎大学病院 検査部)

 JSS九州では,第22回JSS九州地方会を長崎県長崎市で開催いたします.
 腹部超音波検査において肝臓をマスターすることは,最初の関門と言っても過言ではなく,とても奥が深い領域であります.近年,超音波検査機器の性能の向上はめざましく,組織弾性も含め多くの情報を臨床側に提供できるようになりました.しかし,その一方で様々な病態を前にして対応に苦慮することも少なくないと思います.そこで,今回のテーマは「肝臓を極める!」とし,基本的なことから最新の検査,臨床側の意見などを改めて勉強し,日常の疑問を解決できる場になればと思っています.一般演題も行います.多くの方のご参加を宜しくお願い致します.

テーマ:
「肝臓を極める!」 
日時:
2016年2月21日(日) 10時00分~16時00分(予定)
会場:
map

長崎ブリックホール 3階 国際会議場

長崎市茂里町2-38
HP:http://www.brickhall.jp/
交通アクセス
  • JR浦上駅から徒歩5分
  • 路面電車・バス茂里町停留所下車徒歩3分
参加費:
正会員・事前登録:2,000円,正会員・当日受付:2,500円,非会員(事前登録なし):4,000円
定員:
400名
事前登録
受付開始 2016年1月7日
締切   郵便振替 2016年1月28日まで/クレジット決済 2016年2月11日まで
*事前登録の入金をいただいて登録完了となります.入金されない場合はキャンセル扱いとなりますのでご注意ください。
ご注意:
*変更など最新情報や申込状況はホームページ(https://www.jss.org/)でご確認ください.
*事前登録は登録時点で入会が承認されている会員の方のみご利用が可能です.
 非会員や入会手続中の方はご利用いただけません.入会の手続きはお早め(1ヶ月程度)にお願いいたします.
*空席がある場合のみ当日参加を受け付けますが,受付開始は事前登録の方を優先します.
*当日は事前登録の有無に関わらず会員証をご持参ください.
*お子様連れでの入場はできません.
*会場内での撮影および録音は禁止とします.
*ホール内での飲食は禁止です.昼食は会場周辺の飲食施設をご利用ください.
*本会は日本超音波医学会認定の超音波検査士資格更新5単位が取得できます.
*会場駐車場(隣接市営有料駐車場)には限りがございます(有料駐車場152台,割引サービスなし).
 公共交通機関をご利用ください.
*学術集会当日は,長崎ランタンフェステバル期間中です,
 長崎に宿泊される方は早めの宿泊手配をお勧めします.
連絡先:
長崎大学病院 検査部 森内 拓治
〒852-8501 長崎県長崎市坂本1丁目7-1
TEL:095-819-7444
E-mail: morimori@nagasaki-u.ac.jp (できるだけEメールでお願いします)

JSS九州第22回地方会学術集会プログラム

2016年2月21日(日)
時間 内容
09:15~09:55 受付
09:55~10:00 オリエンテーション・開会挨拶
10:00~11:00 講演1 肝臓超音波検査における検査室の役割
  講師:南里 和秀  (静岡県立静岡がんセンター)

  司会:藤山 澄代  (十善会病院)
 さまざまな依頼に対して病変を発見するスクリーニングに始まり,精査へのアプローチ方法や処置への対応など幅広い観点から検査室の役割について検査技師の立場からご講演いただきます.
11:00~11:10 休憩
11:10~12:10 講演2 消化器疾患における超音波エラストグラフィ
  講師:加茂 泰広  (佐世保中央病院 消化器内視鏡センター)

  司会:森内 拓治  (長崎大学病院)
 近年,非侵襲的に組織弾性を測定できる装置として開発されたエラストグラフィがあります.当初は乳腺腫瘍領域を中心に発展してきましたが,最近では腹部領域においても,びまん性肝疾患の線維化診断や腫瘍の硬度測定による良悪性の鑑別など多岐に亘り使用されています.エラストグラフィの概説について解説,また使用経験について臨床医の立場からご講演いただきます.
12:10~13:00 昼食
13:00~13:10 次回JSS23案内、全国学会案内
13:10~14:00 一般演題 第 I 部 腹部・表在領域 (発表7分、質疑3分)
 座長:田中 勝徳   (宮崎県済生会日向病院)
    田中 真由美 (済生会長崎病院)
  1. 超音波検査における膵輝度エコーの検討
     西 憲文    (JA鹿児島厚生連病院)
  2. 異なる測定部位による膀胱内尿量の検討
     河島 慎一  (天草市立牛深市民病院)
  3. 健診での腹部エコーで腹水を認め悪性病変の診断に至った1例
     森 直美    (春回会 井上病院)
  4. 副腎直接浸潤を伴った肝外発育型肝細胞癌の1例
     安部 裕美  (国家公務員共済組合連合会 浜の町病院)
  5. 超音波検査が診断に有用であった男性乳癌の1例
     大崎 晴美  (国立病院機構 長崎川棚医療センター)
14:00~14:10 休憩
14:10~15:10 一般演題 第 II 部 心臓・血管領域 (発表7分、質疑3分)
 座長:森 隆之   (佐賀県医療センター好生館)
    古島 早苗  (長崎大学病院)
  1. ある地域における初回頚動脈エコー検査時の有所見率の検討
     秋吉 重康   (佐賀大学医学部 循環器内科)
  2. 腹部大動脈にpenetrating atherosclerotic ulcerが疑われた1例
     山浦 紗織   (長崎市立病院機構 長崎みなとメディカルセンター市民病院)
  3. 担癌状態による凝固能亢進が考えられた深部静脈血栓症増悪の1例
     奈良谷 俊   (長崎市立病院機構 長崎みなとメディカルセンター市民病院)
  4. 経胸壁心エコー図検査による冠動脈有意狭窄病変の術前後評価
     森下 真由美 (弘善会 矢木脳神経外科病院)
  5. 保存的加療中のStanfordA型の1例
     高橋 雄大   (春回会 長崎北病院)
15:10~15:20 休憩
15:20~16:20 講演3肝腫瘍~臨床医の立場から~
  講師:柴田 英貴  (長崎大学病院 消化器内科)

  司会:古藤 文香  (福岡市医師会成人病センター)
 肝細胞癌を中心に超音波診療における様々な肝腫瘤が発生する臨床的背景について,また,B型・C型肝炎だけでなく脂肪性肝障害など,肝細胞癌と関連する肝疾患の重要性について臨床医の立場からご講演いただきます.
16:20~16:25 閉会挨拶