「第145回医用超音波講義講習会」のお知らせ

初中級者対象講義講習会

主催 一般社団法人日本超音波検査学会 学術委員会
実行委員長 若狭 伸尚(土浦協同病院 臨床検査部)

日本超音波検査学会学術委員会では,超音波検査の知識・技術の習得とさらなる向上を目的とし,医用超音波講義講習会を開催しております.

今回の講習会では,「ここまでできたら合格点 ~good or excellent~」をメインテーマとし,初級者から中級者まで最低限おさえておきたいポイント(good)から,さらにステップアップするための+αのポイント(excellent)に関して,各領域ともスペシャリストの講師陣をお招きし,ご講演いただきます.施設や装置,依頼目的の違いなど,同一症例でも個々の検査状況は異なることもありますが,超音波検査を実施する誰もが合格点を目指せる内容となっております.また,会場開催される腹部,血管の2領域ではライブデモンストレーションと症例検討会も企画しております.下記のプログラムをご確認の上,奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます.

平成24年3月30日以降の医用超音波講義講習会から,日本超音波医学会認定超音波検査士資格更新の指定講習会として,『出席5単位』を申請することができます.

日時 2023年8月27日(日)9時50分~15時30分
会場 東京国際フォーラム ホールB5(1),B5(2)
オンデマンド
配信期間
2023年9月28日(木)~2023年12月27日(水)
対象 会員限定(初中級者対象)
テーマ ここまでできたら合格点 ~good or excellent~
腹部領域:
腹部超音波検査はここまでできたら合格点
血管領域:
依頼目的に応じた検査の合格点~検査から報告まで~
循環器領域:
心エコーゼミナール開校!~描出・評価・報告の合格点~※オンデマンド配信のみ
体表領域:
どこまで評価する?体表領域疾患 ※オンデマンド配信のみ
受講料 事前登録会員(学生会員含む)1領域:5,000円
複数領域の申し込みが可能ですが,会場参加の申し込みは1領域のみとさせていただき,会場間の移動はできません.
日本超音波医学会認定超音波検査士の単位は,参加領域数に関係なく1講習会につき5単位となります.
募集定員 会場参加 腹部領域:100名,血管領域:100名

オンデマンド配信 腹部領域:1000名,血管領域:1000名,循環器領域:1000名,体表領域:1000名

申し込み方法 講習会案内ページ(https://www.jss.org/committee/academic/list.html)の第145回講習会ページより指示に従ってお申し込みください.
お申し込みが完了しますと,登録通知メールが送信されます.
本講習会はWebによる申し込みのみとし,ハガキおよびFAXによる申し込みは行いません.
会場参加される方は,会員証を必ずご持参いただき,受付の際にご提示ください.
受講証などは郵送しておりません.確認のためにWeb情報(登録通知メール)を印刷し持参することをお勧めいたします.
参加証,領収証の発行
会場では参加証,領収証は発行しません.学会ホームページのオンライン開催・配信 参加認証システムから発行してください.

【参加証】
会場参加された方:8月30日以降に発行できます.
オンデマンド視聴された方:オンデマンド配信を視聴後に発行できます.

【領収証】
受講料支払い後,発行できます.
会場参加された方は,開催当日中とオンデマンド配信期間中,オンデマンド視聴された方は,オンデマンド配信期間中に「オンライン開催・配信 参加認証システム」で発行が可能です.

学術集会・地方会・講習会 オンライン開催・配信 参加認証システム
申し込み期間 会場参加+オンデマンド配信(事前申し込みのみ)
・郵便振替
:2023年6月29日~2023年7月27日(払込期限 8月4日)
・コンビニ決済
:2023年6月29日~2023年8月4日(払込期限 8月8日)
・クレジットカード決済
:2023年6月29日~2023年8月10日 8月16日
オンデマンド配信のみ
・クレジットカード決済
:2023年9月28日~2023年12月18日
いずれも期日厳守でお願いします.
申込みが定員になり次第,締切りとさせていただきます.
受講までの流れ 会場参加
学会ホームページにて申し込み
登録通知メールの受取り
受講料の支払い(郵便振替は用紙発送あり)
テキストweb配信のお知らせ
各自テキストのダウンロードまたは印刷
講習会当日(8月27日)

オンデマンド配信
オンデマンド配信開始(9月28日)
オンライン参加認証システムにて講演の視聴
受講後について 受講者限定で指定の3ケ月間,講義内容(講師許諾が得られた場合)を学会HP経由にて配信します.
感染対策 ご来場の際には,以下を必ずお守りください.
開催日より7日以内に新型コロナウイルス感染症に羅患した方は,参加をお控え下さい.
開催日より7日以内に日本の入国規制国・地域への渡航歴がある方,渡航歴をお持ちの方と接触された方は,参加をお控え下さい.
会場ではマスクの着用をお願いいたします.また参加者本人あるいは同居の家族などに発熱,咳,痰,咽頭痛,倦怠感等の風邪症状・体調不良がある場合には会場参加をご遠慮いただきますよう,ご理解とご協力をお願いいたします.
会場内では飲食禁止とします.
万一,感染者が発生した場合の拡大防止のため,政府・自治体からの情報提供を求められた場合は,個人情報の取扱いに十分注意しつつ,必要に応じて参加者の方の個人情報を提供いたしますので予めご了承のうえご参加ください.
ご注意
領域の選択をお間違えないようご注意ください.
講習会当日に欠席された方への受講料の払い戻しはいたしません.
申込者の方以外の受講はできません.
会場内でのビデオ・デジタルカメラ・スマートフォン等での写真およびビデオ撮影,音声録音はできません.
パスワードが不明の方は学会事務局(jimukyoku@mail.jss.org)にメールでお問い合わせ下さい.
開演直前は受付の混雑が予想されますので,時間に余裕を持ってご来場ください.
【重要】
当日の参加申込はできません.事前登録の方のみとなります.
推奨視聴環境 オンデマンド配信での講演の視聴に際し,以下の環境を推奨しています.
これ以外の環境では,一部もしくは全てのサービスがご利用できない場合があります.
対応ブラウザ:Edge/ Firefox/ Chrome / Safari(for Mac)(最新の状態にしている事)
Internet Explorerには対応しておりません.
Java Scriptは必ず有効にしてください.
インターネット接続環境
動画再生には,2Mbps程度以上の回線速度が必要です.
通信速度が不足している環境では,音声のみが再生され,動画の再生がスムーズに行われない場合があります.
上記以上の回線契約であっても,混雑などのため回線が不安定になり,視聴がスムーズに行えない場合があります.
会場 地図

東京国際フォーラム ホールB5

(受付:ホールB5ホワイエ)

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
TEL:03-5221-9000
http://www.t-i-forum.co.jp/

□電車利用
JR線

  • 有楽町駅より徒歩1分
  • 東京駅より徒歩5分
    (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)
地下鉄
・有楽町線
:有楽町駅とB1F地下コンコースにて連絡
・日比谷線
:銀座駅もしくは日比谷駅より徒歩5分
・丸ノ内線
:銀座駅より徒歩5分
・銀座線
:銀座駅より徒歩7分
・三田線
:日比谷駅より徒歩5分
□乗用車利用

施設地下駐車場がございます.駐車料金は個人精算となり,講習会参加での割引等はございませんので,ご了承ください.

連絡先 〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5
一般社団法人日本超音波検査学会 講習会ヘルプデスク
TEL:03-6824-9366 FAX:03-5227-8632
(電話対応時間:平日9:00~12:00,13:00~17:00)
E-mail:jss-koshu@mail.jss.org

第145回医用超音波講義講習会 プログラム

8月27日(日)

腹部領域
5階 ホールB5(1)
 領域別テーマ:
腹部超音波検査はここまでできたら合格点

信頼される腹部超音波検査を施行するために,装置のプリセットの設定や調整方法,各臓器ごとに最低限知っておきたい知識や評価方法(good)と,プラスして評価できればさらに良いポイント(excellent),についてライブデモを含めて解説して頂きます.また,企画後半では第一線でご活躍の先生方の症例検討から所見や考え方をじっくりと学びます.

時間 内容
9:00~9:45 受付
9:45~9:50 オリエンテーション
9:50~10:15 講義1
腹部領域における装置の設定と調整(ライブデモ有り)
講師:
柴田 陽子(兵庫医科大学病院 超音波センター)
司会:
田村 悦哉(肝臓クリニック札幌)
10:15~10:40 講義2
ここまでできたら合格点 肝臓 検査の進め方(ライブデモ有り)
講師:
柴田 陽子(兵庫医科大学病院 超音波センター)
司会:
丸山 憲一(東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部)
10:40~10:50 休憩
10:50~11:15 講義3
ここまでできたら合格点 胆嚢・胆道 検査の進め方(ライブデモ有り)
講師:
井手口 太(福西会病院 臨床検査科)
司会:
丸山 憲一(東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部)
11:15~11:40 講義4
ここまでできたら合格点 膵臓・脾臓 検査の進め方(ライブデモ有り)
講師:
笹木 優賢(藤田医科大学病院 臨床検査部 超音波センター)
司会:
前田 佳彦(高浜豊田病院 健診センター)
11:40~12:40 昼休憩
12:40~13:05 講義5
ここまでできたら合格点 泌尿器 検査の進め方(ライブデモ有り)
講師:
喜舎場 智之(阪南中央病院 臨床検査科)
司会:
木下 博之(京都第二赤十字病院 検査部)
13:05~13:30 講義6
ここまでできたら合格点 消化管 検査の進め方(ライブデモ有り)
講師:
島崎 洋(札幌IBDクリニック)
司会:
岡村 隆徳(聖マリアンナ医科大学病院 超音波診療技術部 超音波センター)
13:30~13:40 休憩
13:40~14:05 講義7
症例検討① 「肝臓・胆嚢・胆道」
講師:
井手口 太(福西会病院 臨床検査科)
司会:
田村 悦哉(肝臓クリニック札幌)
司会:
前田 佳彦(高浜豊田病院 健診センター)
コメンテーター:
柴田 陽子(兵庫医科大学病院 超音波センター)
コメンテーター:
笹木 優賢(藤田医科大学病院 臨床検査部 超音波センター)
14:05~14:30 講義8
症例検討② 「膵臓・脾臓」
講師:
笹木 優賢(藤田医科大学病院 臨床検査部 超音波センター)
司会:
前田 佳彦(高浜豊田病院 健診センター)
司会:
田村 悦哉(肝臓クリニック札幌)
コメンテーター:
柴田 陽子(兵庫医科大学病院 超音波センター)
コメンテーター:
井手口 太(福西会病院 臨床検査科)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:05 講義9
症例検討③ 「泌尿器」
講師:
喜舎場 智之(阪南中央病院 臨床検査科)
司会:
木下 博之(京都第二赤十字病院 検査部)
司会:
岡村 隆徳(聖マリアンナ医科大学病院 超音波診療技術部 超音波センター)
コメンテーター:
島崎 洋(札幌IBDクリニック)
15:05~15:30 講義10
症例検討④ 「消化管」
講師:
島崎 洋(札幌IBDクリニック)
司会:
岡村 隆徳(聖マリアンナ医科大学病院 超音波診療技術部 超音波センター)
司会:
木下 博之(京都第二赤十字病院 検査部)
コメンテーター:
喜舎場 智之(阪南中央病院 臨床検査科)
血管領域
5階 ホールB5(2)
 領域別テーマ:
依頼目的に応じた検査の合格点~検査から報告まで~

エコー検査では臨床からの依頼目的に応じ検査を進め,適切に報告をすることが重要です.今回は比較的検査頻度の高い頸動脈および下肢動脈・静脈病変ついて,講義とライブデモを通し,最低限ここまでは知っておきたい知識や評価法の習得(good),さらに+αの評価でなお良し(excellent)を目指していただく企画となっております.また症例検討会を行い,血管エコーの知識をより深めていただきます.

時間 内容
9:00~9:45 受付
9:45~9:50 オリエンテーション
9:50~10:40 講義1
医師が下肢動静脈・頸動脈エコー検査に求めるもの
講師:
赤坂 和美(釧路孝仁会記念病院 循環器内科)
司会:
住ノ江 功夫(姫路赤十字病院 検査技術部)
10:40~10:50 休憩
10:50~11:15 講義2
下肢深部静脈血栓症 ~依頼目的に対するgood or excellent~(ライブデモ有り)
講師:
石田 啓介(仙台厚生病院 臨床検査センター)
司会:
若月 悠(仙台市立病院 臨床検査科)
11:15~11:40 講義3
下肢静脈瘤 ~依頼目的に対するgood or excellent~(ライブデモ有り)
講師:
吉岡 明治(天理よろづ相談所病院 臨床検査部)
司会:
若月 悠(仙台市立病院 臨床検査科)
11:40~12:40 昼休憩
12:40~13:05 講義4
下肢閉塞性動脈疾患 ~依頼目的に対するgood or excellent~(ライブデモ有り)
講師:
藤崎 純(東邦大学医療センター 大橋病院 臨床生理機能検査部)
司会:
新田 江里(島根大学医学部附属病院 検査部)
13:05~13:30 講義5
頸動脈病変 ~依頼目的に対するgood or excellent~(ライブデモ有り)
講師:
中野 英貴(小張総合病院 検査科)
司会:
新田 江里(島根大学医学部附属病院 検査部)
13:30~13:40 休憩
13:40~14:30 講義6
症例検討① ~あなたならどうする?~(症例提示とディスカッション)
講師:
石田 啓介(仙台厚生病院 臨床検査センター)
講師:
吉岡 明治(天理よろづ相談所病院 臨床検査部)
司会兼コメンテーター:
住ノ江 功夫(姫路赤十字病院 検査技術部)
コメンテーター:
中野 英貴(小張総合病院 検査科)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:30 講義7
症例検討② ~あなたならどうする?~(症例提示とディスカッション)
講師:
藤崎 純(東邦大学医療センター 大橋病院 臨床生理機能検査部)
講師:
中野 英貴(小張総合病院 検査科)
司会兼コメンテーター:
住ノ江 功夫(姫路赤十字病院 検査技術部)
コメンテーター:
石田 啓介(仙台厚生病院 臨床検査センター)
循環器領域
【オンデマンド配信のみ】
 領域別テーマ:
心エコーゼミナール開校!~描出・評価・報告の合格点~

構造的心疾患(SHD)では外科治療に加えカテーテル治療も急速に発展しており,今後どの施設においても遭遇する機会は増えると考えられます.どこまで検査を行えればgoodか,さらに+αここまでできればexcellentかを,疾患ごとに一連の流れに沿った内容で講義して頂きますので,経験の浅い方はもちろんスキルをもっと磨きたい方まで知って得する内容です

時間 内容
60分 講義1
専門医が語る!AS・MRのカテーテル治療で見てほしい術前・術後のポイント
講師:
宗久 佳子(仙台厚生病院 循環器内科)
60分 講義2
専門技師が語るASの術前・術後評価 描出~評価~報告までの一連を通してgoodとexcellent
講師:
塩川 則子(聖マリアンナ医科大学病院 超音波センター)
60分 講義3
専門技師が語るMRの術前・術後評価 描出~評価~報告までの一連を通してgoodとexcellent
講師:
土岐 美沙子(心臓病センター榊原病院 臨床検査科)
60分 講義4
成人先天性心疾患専門医が語る!見て欲しい術前・術後のポイント
講師:
石津 智子(筑波大学附属病院 循環器内科)
60分 講義5
専門技師が語る成人先天性疾患(ASD・VSD)の術前・術後評価 描出~評価~報告までの一連を通してgoodとexcellent
講師:
斎藤 央(神奈川県立こども医療センター 検査科)
体表領域
【オンデマンド配信のみ】
 領域別テーマ:
どこまで評価する?体表領域疾患

エコー診断する上で,「何を基準としてどこまで評価する?」という点がしばしばフォーカスされる.今回は体表領域の各疾患について,最低限知っておきたい知識や評価法について,ここまで理解していれば合格点~good,プラスして一歩先まで評価できればさらに良い~excellent,というテーマでご講演いただきます.

時間 内容
30分 講義1
こどものびまん性甲状腺腫大をどこまで評価する?
講師:
藤下 真澄(静岡県立こども病院 検査技術室)
30分 講義2
こどもの結節性甲状腺腫大をどこまで評価する?
講師:
藤下 真澄(静岡県立こども病院 検査技術室)
30分 講義3
唾液腺腫瘍をどこまで評価する?
講師:
中西 久幸(北里大学病院 臨床検査部)
30分 講義4
唾石・唾液腺炎をどこまで評価する?
講師:
中西 久幸(北里大学病院 臨床検査部)
30分 講義5
皮膚・皮下腫瘍をどこまで評価する?
講師:
南里 和秀(静岡県立がんセンター 生理検査科)
30分 講義6
急性陰嚢症をどこまで評価する?
講師:
白石 周一(東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査技術科)
60分 講義7
乳腺疾患をマンモグラフィと超音波でどこまで評価する?
講師:
佐藤 恵美(北海道大学病院 医療技術部放射線部門/超音波センター)
60分 講義8
症例検討「乳腺(3症例)」乳腺疾患をマンモグラフィと超音波でどこまで評価する?
講師:
小野寺 亜希(苫小牧市立病院 臨床検査科)
司会:
持冨 ゆかり(相良病院 臨床検査部)
コメンテーター:
佐藤 恵美(北海道大学病院 医療技術部放射線部門/超音波センター)
コメンテーター:
前田 奈緒子(Sono+)
コメンテーター:
岡山 有希子(静岡県立がんセンター 生理検査科)