初中級者対象講義講習会
主催:一般社団法人日本超音波検査学会 学術委員会
実行委員長:平川 大悟(土佐市立土佐市民病院 検査室)
日本超音波検査学会学術委員会では,超音波検査の知識・技術の習得とさらなる向上を目的とし,医用超音波講義講習会を開催しております.
第143回医用超音波講義講習会は,オンデマンドWeb配信での開催に変更となりました.
今回の講習会は「ガイドライン ~見直しと検査への活用~」をメインテーマとし,各領域におけるガイドラインを基に基本断面の描出や計測法,疾患・病態についての診断方法や評価方法を念頭に置き,超音波検査を実施するにあたっての一歩踏み込んだ知識を習得していただける内容となっております.下記のプログラムをご確認の上,奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます.
平成24年3月30日以降の医用超音波講義講習会から,日本超音波医学会認定超音波検査士資格更新の指定講習会として,『出席5単位』を申請することができます.
記
開催(配信期間) | 2022年9月27日(火) ~ 2022年12月26日(月) | |
対象 | 会員限定(初中級者対象) | |
領域テーマ | ガイドライン ~見直しと検査への活用~ 検診領域:腹部超音波検診判定マニュアルと乳房超音波診断ガイドラインを正しく活用するために 腹部領域:ガイドラインから見えてくる腹部臓器の描出と評価のポイント 血管領域:ガイドラインを見直し,血管エコー検査の標準化を図る 循環器領域:ガイドラインから学ぶ(新旧から見えてくる評価法のポイント) 体表領域:体表各領域ガイドライン ~理解を深め,検査へ活用する~ |
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受講料 | 事前登録会員(学生会員含む)1領域:5,000円
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募集定員 | 検診領域:1000名,腹部領域:1000名,血管領域:1000名,循環器領域:1000名,体表領域:1000名 | |
申し込み方法 | 講習会案内ページ(https://www.jss.org/committee/academic/list.html)の第143回講習会ページより指示に従ってお申し込みください.
お申し込みが完了しますと, 登録通知メールが送信されます.
本講習会はWebによる申し込みのみとし, ハガキおよびFAXによる申し込みは行いません.
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参加証, 領収証の発行 | 【参加証】 【領収証】 |
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申し込み期間 |
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受講までの流れ |
学会ホームページにて申し込み
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登録通知メールの受取り
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受講料の支払い(郵便振替は用紙発送あり)
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講習会開催(配信開始)
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オンライン参加認証システムにて講演の視聴
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ご注意 |
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推奨視聴環境 | オンデマンド配信での講演の視聴に際し,以下の環境を推奨しています. これ以外の環境では,一部もしくは全てのサービスがご利用できない場合があります. 対応ブラウザ:Edge/ Firefox/ Chrome / Safari(for Mac)(最新の状態にしている事) Internet Explorerには対応しておりません. Java Scriptは必ず有効にしてください. インターネット接続環境 動画再生には,2Mbps程度以上の回線速度が必要です. 通信速度が不足している環境では,音声のみが再生され,動画の再生がスムーズに行われない場合があります. 上記以上の回線契約であっても,混雑などのため回線が不安定になり,視聴がスムーズに行えない場合があります. |
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連絡先 | 〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5 一般社団法人日本超音波検査学会 講習会ヘルプデスク TEL:03-6824-9366 FAX:03-5227-8632 (電話対応時間:平日9:00~12:00、13:00~17:00) E-mail:jss-koshu@mail.jss.org |
第143回医用超音波講義講習会 プログラム
検診領域
- 領域別テーマ:
- 腹部超音波検診判定マニュアルと乳房超音波診断ガイドラインを正しく活用するために
今回は腹部超音波検診と乳癌検診の二本立てで企画しました.腹部超音波検診判定マニュアルや乳房超音波診断ガイドラインを「知っている」だけでは何の役にも立ちません.これらを正しく活用するために必要な知識と走査テクニック,症例判読のコツとポイントについて理解を深めることを目的としました.
時間 | 内容 |
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50分 | 講義1 「腹部超音波検診判定マニュアル改訂版(2021年)を正しく理解して活用するために」
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30分 | 講義2 「腹部超音波検診判定マニュアルを理解するために必要な知識と走査テクニック(びまん性肝疾患を診るために)」
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30分 | 講義3 「腹部超音波検診判定マニュアルを理解するために必要な知識と走査テクニック(胆道疾患を診るために)」
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30分 | 講義4 「腹部超音波検診判定マニュアルを理解するために必要な知識と走査テクニック(腎疾患を診るために)」
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40分 | 講義5 「乳房超音波診断ガイドラインに基づいた乳腺症例判読のコツとポイント:第1部:ガイドラインの概要」
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60分 | 講義6 「乳房超音波診断ガイドラインに基づいた乳腺症例判読のコツとポイント:第2部:症例判読」
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腹部領域
- 領域別テーマ:
- ガイドラインから見えてくる腹部臓器の描出と評価のポイント
肝臓,胆道,膵臓,泌尿器,消化管の各臓器ごとに診療ガイドラインや癌取り扱い規約に基づいて,経験豊富な講師に検査時に評価すべきポイントについてご講演頂きます.
時間 | 内容 |
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50分 | 講義1 「ガイドラインを踏まえた肝臓の描出と評価ポイント」
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50分 | 講義2 「ガイドラインを踏まえた胆道の描出と評価ポイント」
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50分 | 講義3 「ガイドラインを踏まえた膵臓の描出と評価ポイント」
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50分 | 講義4 「ガイドラインを踏まえた泌尿器の描出と評価ポイント」
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50分 | 講義5 「ガイドラインを踏まえた消化管の描出と評価ポイント」
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血管領域
- 領域別テーマ:
- ガイドラインを見直し,血管エコー検査の標準化を図る.
血管エコー領域に関するガイドラインを見直すことにより,各部位・疾患ごとの標準的な評価法や手技を学びます.
また,頭頸部血管エコーにおいてはパニック所見についても解説いたします.
時間 | 内容 |
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50分 | 講義1 「徹底解説!ガイドラインから学ぶ腎動脈病変の評価ポイントと描出テクニック」
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50分 | 講義2 「徹底解説!ガイドラインから学ぶ下肢静脈血栓症の評価ポイントと描出テクニック」
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50分 | 講義3 「徹底解説!ガイドラインから学ぶ下肢閉塞性動脈疾患の評価ポイントと描出テクニック」
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25分 | 講義4 「徹底解説!ガイドラインから学ぶバスキュラーアクセス~機能評価と病変評価~」
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25分 | 講義5 「徹底解説!ガイドラインから学ぶバスキュラーアクセス~術前評価のポイント~」
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25分 | 講義6 「徹底解説!ガイドラインから学ぶ頸動脈病変の評価ポイントと描出テクニック」
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25分 | 講義7 「見落とし厳禁!頭頸部血管エコーのパニック所見とその対応」
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循環器領域
- 領域別テーマ:
- ガイドラインから学ぶ(新旧から見えてくる評価法のポイント)
精度の高い心エコー検査を行うには,報告されているガイドラインを基準に評価が必要である.まだまだ,実臨床ではガイドランを中心とした評価が浸透しているとは言い難く,改めて新旧ガイドラインの改訂から見えてくる評価のポイントを各視点からご講演頂く.
時間 | 内容 |
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30分 | 講義1 「基本断面描出法、計測値」
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30分 | 講義2 「非心臓手術における合併心疾患の評価」
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30分 | 講義3 「心不全(収縮能)」
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30分 | 講義4 「心不全(拡張能)」
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30分 | 講義5 「僧帽弁逆流(1次性)」
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30分 | 講義6 「僧帽弁逆流(2次性)」
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30分 | 講義7 「大動脈弁狭窄」
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30分 | 講義8 「大動脈弁逆流」
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30分 | 講義9 「人工弁機能評価(その1)」
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30分 | 講義10 「人工弁機能評価(その2)」
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体表領域
- 領域別テーマ:
- 体表各領域ガイドライン ~理解を深め,検査へ活用する~
ガイドライン(評価法や基準値)を正しく理解することは,正しい超音波診断への近道となり,重要なファクターです.
そこで今回は,最新ガイドラインについて理解を深め,ガイドライン上に記載のないものに関しては,過去や直近の論文・議論を整理しながら,現場での経験談を含めてご講演いただきます.
時間 | 内容 |
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50分 | 講義1 「乳癌取扱い規約第18版と世界基準であるWHO分類第5版との分類の違いについて」
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50分 | 講義2 「日本の検診カテゴリー分類とBI-RADS判定との比較」
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50分 | 講義3 「甲状腺結節診断における血流・エラストグラフィでの評価方法について~現状の議論を知る(整理する)~」
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50分 | 講義4 「リンパ節腫脹の評価基準について~リンパ節転移と病期分類~」
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50分 | 講義5 「関節リウマチ(RA)の診断基準と走査法の標準化について~最新情報を学ぶ~」
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